どこでも誰とでも働ける

読んだ本のこと

 

情報社会において本当に質の良い情報を見つけるためのヒントは、「常に変化し続けている人」の発信する情報、と言われています。

この本の著者は12の職場を経験する中で、自分自身のバージョンアップを続け、実践し続けています。この本から得られるものは人によって違うとしても、一読の価値のある本として自信を持ってお勧めしたい一冊です。

この本、いいですよ〜

 

本の概要(一言アウトプット)

これからの時代、働き方は次の様に変化していく

多くの人や企業が対等(フラット)につながり(リンク)、知識や成果を分け合う(シェアする)形になる

こうした働き方に適合するためには、次のことが求められる。

どんな職場で働いたとしても、周囲から評価される人材になるということ

世界中のどこでも、好きな場所にいながら、気の合う人と巡り合って働けること

これがすなわち、本書のタイトル「どこでも誰とでも働ける」ということ。これが、激動する時代を生き抜いていくための「最も現実的な方法」である。

 

本への質問1 どんな職場で働いたとしても評価される人材とは?

自分の市場価値を正しく理解しており、自分が提供できる価値を惜しみなく常に周囲に与え続けることができる人。

他の人から必要な情報をシェアしてもらうには、まず自分からシェアする姿勢が欠かせない。先に相手にギブするから、見返り(テイク)をもらえる。

ギブ&テイクではなく、さらに一歩進めて「ギブギブギブギブギブ&ギブ」でちょうどいい。

 

本への質問2 人生100年時代の転職哲学とは?

人生100年時代=一生のうちで何度も職が変わるのが当たり前の時代。次のことを常に考えておくことが求められる。

自分の価値を知っておくこと+自分がこの先に目指す分野を見極めること

自分のスキルや知識、人脈、肩書きを手に入れるための、手段としての転職という考え方

自分が選ばれるために相手の期待値を上回る努力

 

本への質問3 どこでも誰とでも働くことができる様になるために、今の自分からどの様に変わる必要があるか?

企業や肩書きに依存せず「自分の名前」で生きる勇気と行動を。

そのために、自分の市場価値を試す場を意図的に作り出すこと、自分の信頼度を積み上げるための行動をすること

次の自分の進む先を見極めるための時代のトレンド(これから新しい価値が生まれるところ)を掴むために、常にアンテナを張っておくこと

 

これらを行いながら、自分の置かれている状況を分析して、ライフワーク(生きがいを求める仕事)とライスワーク(食べていくための仕事)のバランスを自分でマネジメントすること。

 

本から得た気付きと行動

自分が今の職場の肩書きを外して一個人として世に出た時、自分にどんな価値があるのか、どんな価値を提供できるのか、、

 

これを考えた時に、以前に読んだ本の一節を思い出しました。

お金の流れについて学ぶことを放棄し、「お金をもらって働いている我々はお金の奴隷なのか!」と目くじらを立ててしまう方に対しては、「はい」としか言いようがない。

「自分の意思」ではなく、「お金」によって選択肢が狭められ、行動が抑制されている。そして、そのルールの外に出ようともしない。

これを「お金の奴隷」と呼ばずして、何と呼ぼうか。

 

西野亮廣著:「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」より

 

今の職場で、それなりの立場にある、といえば、そうです。けれど、その組織を抜けた時に、果たしてどれだけの信用があるのかな、社会から「お金を払ってもいいですよ」と言ってもらえる様な価値を提供できるのかしら、それを考えると、とても怖い感覚を覚えます。

何も、思い浮かばないからです。

私には、「自分の名前」で生きる勇気がなかった。Facebookでも、そう。自分の名前を出すことを怖がるだけで、どうやって守るのか、どうやって自分の価値を示すのかを考えたこともありませんでした。

Facebookやツイッターのアカウント名は自分の名前にして、自分の発言に責任を持って自己開示を行い、自分の信頼をこれから積み上げていける様にします。

もう、自分で自分を「お金の奴隷」だなんて、思いたくありませんからね。

 

以上です。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。