スケッチを50回行った時点で感じていること

考えていること

 

 

 

「自分は絵心がない、でも描けるようになりたい」と思っている人間が、練習することでどこまでの絵を描けるようになるのか?

私が今スケッチをしているのは、そんな実験的な取り組みです。

あと、絵が自分の思っているように描けたら、それだけでも自分の人生はもっと豊かになりそうな気がしているから、ということもあります。

 

藤原和博さんが著書「35歳の教科書」で「まずは100回やると決めて取り組むと、物事の本質が掴みやすい」と書かれていたので、それに倣ってまずは100スケッチをやりきる、ということを当初の目標として取り組んでいて、その半分過ぎぐらいまできました。

 

自分が描いたスケッチを人に見てもらっているうちに、次のようなことが往々にしてあることに気がつきました。

 

・どちらかというと、私の周りには「自分には画才がない」と思っている人が多い

・自分で描いてみて「ダメだこりゃ」と思った絵でも、「この絵、いいですね」と思ってくださる方がいる

 

自分は描けないと思っている人の役に立てるかもしれない

画才がないと思っているのは私も同じで、それがこの取り組みのスタート地点でもあるので、やっぱりこの取り組みはそれなりに人の役に立つのではないかと感じています。

絵を描きたいと思っている人が、遠い将来、もしかしたら私の絵を見て「自分も描けるようになるかもしれない」と感じてもらえるかもしれません。

そんな時が来ればいいなぁと思いながら、今後も続ける意欲を保っています。

 

諦めたら、そこで試合終了

そして一番の私の驚きは、私自身が「全くうまく描けなかった」と感じた絵でも、それを見て「いいな」と思ってくださる人がいる、ということです。

 

スケッチをしていて、思った以上に難しい内容だったと描きはじめてからわかることも多いのですが、全然思った通りに描けなかったりして自分の画才の乏しさを恨めしく思ったりする時なんかは、途中で筆を投げ出したくなります。

ところが、

私がスケッチをしていることに興味を持ってくださって、スケッチブックを見たいと言われてお見せすることも時々あるのですけれど、そんな時に私が途中で投げ出したくなった苦い記憶の絵を見て「私は、この絵が好きですね」と言ってくださることも意外と多くあるのです。

 

そこから得た大きな気づきは、

自分一人で勝手にダメだと思って辞めてしまうのは、自分で自分の可能性を閉じてしまうこと

ということです。

 

そういえばスラムダンクというバスケットボールを題材にした漫画の中で、「諦めたら、そこで試合終了ですよ」という名セリフがありました。

これは、試合で苦戦を強いられている主人公に向けて顧問の先生が投げかける言葉なんですが、まさにそういうことなんだな、という感じです。

 

あと、私はいつも社員たちに「評価というものは、そもそも自分以外の人からされるものなんですよ」と言っている割に、スケッチのことについては全然自分でそう思えていなかったのも、まだまだ修行が足りないと思わされたことでもありました。

 

 

いつも、私の拙い絵を見て褒めてくださる方、私の絵を「楽しみにしています」と言ってくださる方の優しさに支えてもらいながらスケッチを描いています。本当にありがとうございます。

今からもまだまだスケッチを続けていくので、絵が下手だけど上手くなりたいと思っている人間がどこまでうまく描けるようになるか、ぜひ面白がって見てもらえたら幸いです。

 

最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

これからも宜しくお願いします。

4 件のコメント

  • こんにちは!
    スケッチ の練習50回おめでとうございます。
    継続は力なりという言葉もありますが、実際続けられているのは凄いことだと思っています。
    確かに、「自分にはあまり絵心がないかも」と思っている人でも、上手くなろうと思って続けていくことで上手くなるのではないかと思います。
    もちろん、絵を描くことだけに限らず、なんだかとても励みになるような記事で勇気をもらえた気がします。
    自分では上手くいかなかったと思った絵でも、他の人から見ると評価が異なる、というのとても興味深いですよね。
    自分の中で壁に当たっても、他の人のコメントや他の人からの視点で道が開くこともあるかもしれませんね。

    これからもスケッチ楽しみにしています!

    • アザラシさん、こんにちは!ありがとうございます^^
      当初は1日1スケッチを目指してやっていましたが、実際に初めてみると結構難しい。。というか、スケッチをする時ってすごく集中しているということをスケッチし始めてから知りました。なので、本当に疲れている時や、お酒を飲んだ後なんかは、全然描けないんですよね。モチーフについても簡単なものならすぐに描き終わりますが風景なんかだと、あっという間に1時間過ぎてたりして、びっくりします。なんでもやって見ないとわからないものだなぁと、しみじみ感じています。
      スケッチを楽しみにしてくださって、本当にありがとうございます。いつも見てくださるのが私の今の描くモチベーションになっています。これからも頑張って練習を続けるので、宜しくお願いします!

  • Twitterでいつも素敵なスケッチを見せていただいていて、こちらのブログにたどりつきました。
    もともと絵心のある方だと思っていたのですが、そうではなくて、自称「絵心がない人」のチャレンジだと知り、とても驚いたと同時に、素晴らしい試みだと感動しました。
    描かれているうちに、絵がとてもお上手になっていっているだけでなく、様々な気付きもその都度書かれていて、本当に素敵だと思いました。

    私は、絵画を鑑賞するのはとても好きなのですが、自身には全く絵心はなく、絵を練習するなんて考えてもみませんでした。
    でも、こちらのブログを拝見し、今は私も何か描いてみたいとウズウズしております。
    とりあえずは、水彩色鉛筆を買ってみようかしら…
    継続できるかが疑問ですが(笑)

    こちらのブログの記事すべてが、とても前向きな気持ちにしてくれます。
    ありがとうございます(^^)

    • Mimoreさん、コメントありがとうございます。いつもTwitterで、お世話になっています。
      ブログも見ていただいて、とても嬉しいです。
      そうなんですよ、もともと全く絵が描けないと自分で確信を持っていたところからのスタートでした。そんな私の絵がキッカケでMimoreさんが「何か描いてみたい」と思われたと知って、ものすごく感動しています。
      はい、ぜひ何か描いてみてください!水彩色鉛筆、私はよく知らずに買ったのですが、いろんな使い方ができて結構面白いです。ちなみに私が使っているのは、ファーバーカステル(Faber Castell)というメーカーの水彩色鉛筆です。ベトナムでも買えたので、かなりメジャーなメーカーの様です。水彩色鉛筆の本でも、このメーカーの色を使っていることが多そうな印象なので、そういう面でも安心感があると思います。私も実際使ってみて、使いやすいと感じています。
      継続する秘訣は、ズバリ「人に見てもらう」ことです!私は今まで続いているのは、間違いなく人に見てもらって、感想をもらえているからです。これはもう、絶対的な自信を持って言えます。なので、もしMimoreさんが絵を描かれたら、Twitterでも、こっそりでもいいので、是非是非見せてくださいね。
      私のブログの記事のことをそのように言ってもらえて、本当に嬉しいです。そう言ってもらえることが、「また記事を書こう」と背中を押してくれています。
      私のブログに遊びにきてくださって、そしてコメントを残してくださって、本当にありがとうございます。
      これからも宜しくお願いします!

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