Kindle Oasis (第10世代)レビュー (実際に使ってみた感想)

思考をアウトプット

 

今回は、読書の専用端末が欲しいと思い、悩みに悩んだ末に購入した Kindle Oasis についてのレビューをしたいと思います。

これからKindleを買おうかと検討している方や、Kindleに興味あるけど実際使ってどんな感じか知りたいと思われている方の役に立てば幸いです。

 

Kindleモデル情報

私が購入したのは次のモデルです。

Kindle Oasis 第10世代

32GB、Wifi (4Gなし)、広告付き、シャンパンゴールド

ベトナムで購入したので海外モデル(おそらくアメリカ)ですが、性能的には日本と同じであろうと思います。

 

Kindle端末を買おうと思った理由

実を言うと、私自身はもともとKindle端末には全く興味を持っていませんでした。

Kindle端末の存在そのものは知っていましたが、「本を読む専用の端末でしょ」程度での知識でした。電子書籍は以前からも頻繁に読書で活用していましたが、ずっとタブレット端末のKindleアプリを使っていましたので、わざわざ読書専用の端末を買うことに対して必要性を全く感じていなかったのです。

きっかけは、そのタブレット端末の老朽化に伴う動作不良からのストレスでした。

アプリを起動しても途中で落ちる、本の切り替えにやたら時間がかかる(10秒ぐらい)などで、このストレスにちょっと耐えかねて読書は専用端末にするかどうかを真剣に考えるようになりました。

結果的には、タブレット端末を新調する、ということで対応しました。新しいタブレットに変えたことでKindleアプリの不具合は見事に解消され、当初のストレスは全て消えました。

が、その後も妙にKindle端末のことが気になっていました。

タブレットを買い換える前にKindleのことについて色々とネットで調べていたのですが、Kindle端末にどんなモデルがあるのか、いくらぐらいするのか、読書に特化したモデルということでタブレットと何が違うのか、等々をネットで色々と調べているうちに「これは良いものかもしれない」と興味を持ってしまったのです。

そういう経緯があり、きっかけはタブレット端末の不調でしたが、買うかどうか検討している時に色々とKindleについての知識が増えて、その結果欲しくなってしまったのでした。

 

買う前に懸念していたこと

欲しいと思うようになったものの、実際に買うかどうかについてはかなり躊躇しました。

その理由としては、大きくは次のようなことが不満として上がるのではないかと懸念したためです。

・画面、ちょっと小さくない?(Kindle Oasis 7インチ)

・カラーじゃないので味気ないと思うのでは?

・他の端末との同期は大丈夫なの?

得にカラーと画面の大きさについては、買った後に後悔してほとんど使わないというような結果になってしまわないかと非常に慎重になっていました。

私の身の回りにKindleユーザーがいなかったこともあり、なかなか踏ん切りがつかなかったのですが、結局は「使わないと一生分からん」、「最悪、どうしても気に入らなかったらメルカリで・・・海外モデルで日本にない色だから買ってくれる人もいるに違いない」ということで、思い切って購入に踏み切ったのでした。

 

実際に使ってみた印象

実際に購入して、この記事を書いている時点で約3週間ぐらい使っていますが、結論から言いますと

買ってよかった、の一言に尽きます。もう、どこへ行くにも連れて行きたくなるぐらい可愛くて、どうせ持っていっても読む時間なんてないだろうとわかっていても、ついカバンに忍ばせておきたくなる存在となっています。早い話が、「気に入った」ということですね。

買う前に懸念していたことについて実際どうなのかを書いておきます。

・画面、ちょっと小さくない?(Kindle Oasis 7インチ)

確かにタブレット端末と並べて比べると小さいことは小さいのですが、本を読んでいる最中は全くもって気になりません。Kindleにしてもタブレットにしても紙の本にしても、読んでいるときはその他の視界に入っているものは意識から外れるので、相対的な大きさは全く気にならなくなるようです。

そう言われても感覚的にはわかりにくいと思いますので、文庫本とも大きさを比べてみました。

文庫本とほぼ同じ大きさだというのがわかると思います。なので、文庫本に対して小さくて読みにくいなと感じる人の場合は、Kindle端末も小さいくて読みにくいことになるかなという気はします。あと、物理的に小さいと見にくいタイプの本(図鑑、雑誌などの図や写真を多用したようなもの)はKindleには向いてないでしょうね。

あと、大きさが気にならないことに貢献していると思われるのが、フォントの調整機能です。

フォントタイプ、サイズ、向き、余白、行間など調整が可能です。特にフォントサイズについては14段階で切り替えることができるので自分が読みやすいと思う大きさに簡単にカスタマイズすることができます。

実際の画面で見た時はこんな感じです。

 

横文字の書籍も同様に調整可能です。

上の画像では違いがわかりやすいように極端に大きさを変えてみましたが、14段階の切り替えができるので自分の読みやすい大きさで設定できます。

あとはフォントを変更したり、

余白、文字間の調整もできます。

 

フォントに関しては頻繁に変更する可能性が高い機能ということで、本を読んでいる画面からフォント調整の画面にすぐに切り替えれるように設計されていました。

ただし、マンガを読むときだけは「もう少し画面が大きい方がいいな」と感じます。マンガは見開きでみるページの頻度も高いので、どうしても横向きにして読みたくなるのですが、そうすると字がかなり小さくなってしまって、読みづらい。かといって縦向きの画面設定で読むと文字の大きさは問題なくなるものの、見開きのページが分断されてしまうので迫力に欠けるということになってしまいます。

 

・カラーじゃないので味気ないと思うのでは?

これについては、読む本によって印象が変わると感じました。

例えば小説や文章中心のビジネス書籍なんかでは、白黒であることの味気なさは全くありません。そもそもこういった種類の本は紙の本でも白黒であることが多いので、読んでいて気になることがないのは当然と言えば当然ですね。

反面、カラーの図を多用したもの、イラストが多いものなどについては味気ないと感じます。マンガもカラーページの頻度が本に比べて高いこともあり、これらはKindle端末では無く、もう少し画面が大きいタブレット等でKindleアプリの方が向いていると感じました。

なので、本の種類によって、Kindle端末とアプリを使い分けることがポイントだと思います。

 

・他の端末との同期は大丈夫なの?

これについては全く問題ありませんでした。私は現在、Kindle端末、スマートフォンのKindleアプリ、タブレットのKindleアプリ、と3種類を読む本や読む時の環境で使い分けているのですが、最新どこまで読んだのかをクラウド上で記録されているので、直近まで読んでいたのと違う端末で続きを読むときは下のような「続きから読みますか」というメッセージが出ます。

ただしKindle端末はWifiに接続されていないと端末がクラウドにアクセスできないので、出先などでWifiに繋がっていないときはこのメッセージは出ません。※4G付きモデルはWifiがない環境でも大丈夫と思います

Wifi接続できる環境にうつしてあげるとすぐに同期してくれるので、続きから読むことや、メモ、付箋の情報なども全て同期され、端末を使い分けることのストレスは全く感じていません。

 

その他気付いたこと

他に実際に追加って気がついたこととして、次のような発見がありました。

よかった点

・目が疲れにくい

これについては実際に読んでみて、強く実感しています。感じ方なので人によって印象は違うと思いますが、目に優しいことについての根拠はいくつかあるようです。私が少し確認した中で「なるほど」と感じたのは、次のようなことです。

・ブルーライトゼロ

パソコンやスマートフォン、タブレットなどはブルーライトという波長が380~500nm(ナノメートル)の青色光が使われていて、これはとても強い力を持った光なので長時間目に入ることで体にとても負担がかかってしまうという研究結果が出ています。またブルーライトを寝る前に浴びると、メラトニンという眠気を促すためのホルモン分泌が抑制されてしまって、睡眠に対しての影響があります。Kindleはこのブルーライトを使っていないので、体への負担がとても小さく、寝る前に読んでも睡眠を妨げることになりにくいようです。

・電子ペーパー使用

ディスプレイに電子ペーパーという技術を使っていること、画面の裏側から光を当てる透過光ではなくて反射光を使って画面の明るさを調整していることから、自然な明るさで紙の本を見ているのと同じような感覚で読むことができます。実際の画面を見ると、本当に紙に印刷されたインクのようで、目が疲れにくいのはすぐに体感できました。

Kindleが目に優しいというのは定評があるようで、気になる方はGoogle検索で「Kindle、目に優しい」というキーワードで検索してみてください。たくさんのサイトがヒットするので参考になると思います。(私なんかより、ずっと具体的に詳しく書かれているサイトがいっぱいありました)

 

・軽い

Kindle Oasis本体の重量は、200g弱と非常に軽いです。数字を比較するのにiPadで見てみると、一番軽いiPad miniが300g、ついでiPad airが450g、一番大きいiPad pro 12.9インチだと600g超というような数字です。実際に持った感触としても、長時間持っていてもあまりストレスを感じない重さです。カバンに入れてもあまり重くならないのが嬉しい。あと、寝る前に横になって読んでいて、うっかり寝てしまい端末を体の上に落としてしまっても痛くないです。

 

・表示させる内容を自分の好みにカスタマイズできる

表示機能が結構充実していて、読書の進捗(全体の何パーセント読んだか)や読み終えるまでの目安時間、時計など表示させるかどうかをカスタマイズできます。「時間を気にせず、とにかく読むことだけに集中したい!」というときは、こういった補助表示を全て消すと、本当に本の内容しか出てこないので没頭できる感じがあります。

また言語も複数から選べるので海外モデルのものを買って日本語表記ができなくて困るようなことはありませんでした。

画面色調も、色の温かみを24段階で調整できたり、周囲環境や時間で切り替えの設定ができたりします。

 

・ボタン操作が使いやすい

手で持った時に、ページ送りボタンがちょうど親指の位置にくるので個人的には非常に使い勝手が良いと感じています。もちろん画面をタッチしてページを切り替えることもできます。スマートフォンやタブレットと同じように本体の上下向きを変えると、画面表示もそれに追随してくれますが、ボタンも同じく追随してくれるのでメニュー画面でいちいちボタン設定をやり直す必要はありませんでした。

Kindleのレビューだったか、ブログ記事だったかはっきりと覚えていませんが、ボタンを押す時に「カチ」という音が気になるという感想を書かれている方がいらっしゃいました。確かにそういわれると音はしますので、自宅寝室など静かな環境下ではこれが気になる人もいるというのはわかる気もします。ボタンの押し方、押す位置を変えて見ると音の大きさやトーンも変わるので、あまり気になる場合はそんなふうに微調整するか、画面タッチでページを変えることで対処するのが良いのかもしれません。私自身は、ボタンの押す位置で調整しています。

 

よくない点

・ページめくり時の白黒反転

ページをめくった時に、一瞬ですが白黒反転する現象が起きる時があります。これは電子ペーパーの技術特性上、前回表示の残像を残さないための処理ということのようです。一瞬のことなので慣れたらどうということはないのですが、Kindleアプリではページめくりが非常に滑らかでスピード感もあるので、ページめくりの際の動きはアプリの方が優れていると感じました。

 

・メモした場所の選択

私は本を読む時に気になったところや、後で読み返したいところにマーキング(メモ)をします。特にビジネス書籍ではこのマーキング箇所が多くなりがちでマーキング位置のリストを表示させた時に縦長になる傾向があるのですが、Kindle端末だとこのマーキング箇所のリスト画面を遷移させる時の動きがとてもスローモーだと感じます。これについてはボタン操作もあまり操作性が良くなく、ちょっとしたストレスを感じます。メモした場所の表示や選択の操作性については、Kindleアプリの方が圧倒的に動きが早く優れていると感じました。

 

・ブラウザ画面での文字入力

補助的な機能としてWebブラウザ機能があるのですが、確かに閲覧はできるもののウェブ画面のレイアウトデザインが崩れたり、ブラウザ上で文字入力する時の反応の遅さが目立つなど、実用性には問題があります。体験版という表示が出ていることから、これはまだまだ開発段階なのかもしれません。Kindle端末でネットサーフィンのようなことは出来ないと考えた方がいいでしょう。(そもそも読書専用に特化した端末なので、Kindle端末にWeb閲覧機能を期待をするべきではないのでしょうね)

 

バッテリーセーバー機能による「起動中」表示について

ツイッター上で質問をいただきましたので、こちらにも掲載しておきます。

初代Kindle Oasisから搭載されてしまったバッテリーセーバー機能(結果として「起動中」の表示がされることが生じる)は引き続き実装されていると思うのですが、Paperwhiteのような「詳細設定」メニューからオフにすることはできるのでしょうか?

 

Kindle端末がスリープ状態(バッテリーセーバー機能が働いている状態)から復帰する際に「起動中」と数秒間ほど表示されることがあります。毎回では無いですが、時折出る感じです。
お問い合わせをいただいたのは、このバッテリーセーバー機能をKindle端末の設定でオフにして「起動中」の待ち時間を無くせるかどうか、ということでした。

Kindle Paperwhiteというモデルでは、この設定に対してオンオフを切り替えることが出来るようです。

Kindle Oasisの設定画面とユーザーガイドをそれぞれ再確認したのですが、詳細設定の中でこの内容に該当する項目が見当たりませんでした。Paperwhiteは設定できてOasisは設定出来ないのは奇妙ですが、Oasisではオンオフを切り替えることはどうやら出来ないようです。

 

まとめ

色々と書きましたが、3週間ほど使った全体的な印象としては、「非常に満足」という感想です。画面調整などの機能も思った以上に充実しており、いかに気持ちよく読書をするかを追求する端末として設計されているのがよくわかります。

カラー表示、動きの素早さなど、Kindle端末とKindleアプリで挙動が結構違うので、読む本のタイプによってこれらを使い分けることで読書を一層自由に楽しめることができそうです。

技術的な詳しいことや、詳細仕様はアマゾンのサイトにわかりやすく掲載されているので、そちらも参考になると思います。

クリックするとアマゾンのKindleサイトを新しいタブで開きます

Kindle端末は本当に色々な機能を持っていて、まだ隅々まで機能を使いこなせていないと思います。今後も使う中でまた気づいたことがあれば、情報をアップデートしたいと思います。

もしこの記事に書いてないことで「これってどうなの?」と気になることがあれば、コメント欄を使って質問してもらえれば試せることは試して回答させていただきますので、お気軽に声をかけてください。

 

以上です。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。