楽しくなければ仕事じゃない

読書でアウトプット

楽しい仕事はあるが、楽な仕事はない。

楽しいというのは、楽ということではない。むしろ真逆かも。

だから本書も、人によっては厳しく感じられる部分もあるかも知れない。でも、だからこそ、その後、景色が変わって見える。

そして、明日が変わる。

 

出版社ディスカバー・トゥエンティーワンを経営している干場弓子さんが書かれている、仕事を楽しむための本です。

 

楽しくなければ、仕事じゃない?

世の中には、仕事を楽しみたくても楽しめない仕事を余儀無くされている人が沢山いる中で、楽しく仕事をするなんて理想論だと言われるかもしれません。

 

干場さんは、少し視点をずらすことで、違った価値を見出すことができる、楽しむ能力を身につけることができるといいます。

 

本書では、「仕事に関するアドバイスなどで、一般にはやるべき正しいこととされていることやキーワード」をあげ、そこに別の視点を持ち込み、干場さん流の解釈と意見が詰め込まれて居ます。

具体的には、次のテーマについての内容です。それぞれ、働く人を惑わす言葉と干場さんはいいます。

 

・キャリアプラン

・効率

・好きを仕事にする

・夢をかなえる

・ロールモデル

・ワークライフバランス

・嫌われてはいけない

・リーダーシップ

・自己責任

・自己成長

 

もしも、これらの言葉の中で今あなたがモヤモヤとした思いを持っているとしたら、この本はそのモヤモヤを晴らしてくれるきっかけになるかもしれません。

これらを否定するのではなく、これらのキーワードに対しての干場さんが連想すること、必要以上に呪縛されないための考え方のヒントを示しています。

 

私は干場さんに会ったことも話したこともありませんが、本書から伝わってくる干場さんの人柄にすっかり魅了されてしまいました。

 

自由で、しなやかで、ポジティブに。

干場さんは、そんな生き方を体現している魅力的な方でした。

 

楽しむ能力を身につける

 

人生は全て解釈でできている、と干場さんはいいます。過去も、現在も。

事実は変えることはできないけれど、解釈を変えることはできる。

少し視点を変えて物事を見ることができれば、解釈も変えることができる。

 

・先入観を捨てて、前提を疑うことを忘れない

・今流行っていること、みんながやっていることが正しいとは限らない

 

多くの本で言われていることですが、自分自身の解釈を変えて行くためにも必要なことだと再認識しました。

 

今の自分の仕事を好きになれない時に

 

あなたが今やっている仕事の社会的な意味を見つめ直してみてはいかがでしょうか。

どんな仕事でも、誰の役にも立っていない仕事は存在しない、あなたがやっている仕事は、必ず誰かの役に立っているはずです。

その価値に気づくことができれば、自分自身が仕事を通じて誰かの役に立っていると感じることができるのではないでしょうか。

 

人が幸せを感じるのは、次の4つだといいます。

 

・人から愛されること

・人から褒められること

・人の役に立つこと

・人から必要とされること

 

あなたの仕事が誰かから必要とされ、役に立っていると感じることができれば、仕事への価値をあなた自身で見出すことにつながるはずです。

 

この考え方については、パティシエ 小山進さんの仕事に対する想いにも通じるところがありました。

 

 

好きなこと、やりたいことが見つからなくてもいい、そもそも、そんなもの無いのがデフォルトだと干場さんはいいます。

 

「ここ以外のどこか」にあるかもしれない自分の「本当」を探しに行くのではなくて、今の自分をちゃんと認めてあげること、それが楽しむための本質であり、スタート地点だと思いました。

 

視点が変われば明日が変わる

 

本書には、視点が変わるきっかけになる言葉が随所に輝いていました。

特に心に残ったものをいくつか選んで抜粋します。もし共感されるものがあれば、ぜひ本書も手にとって読まれてください。きっと得るものがたくさんあります。

 

 

チャンスはいつも、あなたが思っていることの外にある。

いつもやっていること、いつも会っている人の外にある。

やってみなければ、今と同じ、もしくは今の延長上の想定内の状態が続くがやってみると、想定外のことが起こる。

非連続なことが起こる。

 

吸うより吐け。

社会人の勉強の目的は、アウトプットにあるはずだ。

ケチケチしないで、今あるものを全部出し切っちゃうこと。

すると、自然に新しい知恵、技術、情報が入ってくる。

 

解説するのはアウトプットではない。意見を言うのがアウトプットだ。

 

やってあげたいと思うことは、進んでやったほうがいい。

相手にしてもらってからお返しするんじゃなくて、自分からする。

恩返しは、当の本人からはこないのがデフォルトだ。

いずれまた、あなたのところに恩返しが、

あなたが何かしてあげたわけでもない人からやってくる。

 

なんであれ、一直線に欲しいものにたどり着けるなんてことは滅多にない。

たいてい、回り道をするものだ。

その周り道こそが人生じゃないか?

人生は結果ではなくて、プロセスだから。

そうじゃなかったら、人生のゴールは死ぬことになってしまう。

 

仕事の価値は人がつくる。その仕事に夢中になって、誇りを持って

行なっている人によって、つくられる。

一見同じ仕事も、誰がどんな価値を見出すか、誰がどんな価値を与えるかによって全く異なるものになる。

 

わたしたちは、誰に強要されたわけでもなく、自分で好きで始めたことも

いつのまにか「I have to」にしてしまう。

放っておけば「Want to」は「Have to」になるのが、凡人。

「Want to」のままでいられるのが、一流になるかも知れない人だ。

本当の一流の人は「Have to」を「Want to」に変える。

やらなければならないことも、やりたいことに変えていける。

後悔しないこと。後悔しないと決断できる決断をすること。

全ては自分が選んでいることを選ぶこと。

たとえ結果がうまくいかなくとも、その時点で全てを検討して選んだ結果であること、最後は非合理的に選択したことも含めて、あの時はあれが最善だと思って、確かに自分の責任で選んだ、と認めることができるからだ。

 

リーダーを目指さなくたっていい。

リーダーシップを持つことと、リーダーになりたがることは違う。

フォロワーはリーダーよりも劣っていると感じてしまっているが、事実は違う。

優れたフォロワーが優れたリーダーをつくる。

フォロワーもリーダーも、役割分担に過ぎず、主体的に自分の責任でリーダーに従うフォロワーにもリーダーシップは必要だ。

そのリーダーシップは、生きている限り、誰の中にもある。

 

楽しいかどうかを決定するのは、起こっていることではなく、

それをどう捉えるか、であり、その人の選択である。

同じことをして居ても笑顔でしている人もいれば、仏頂面を崩さない人もいる。

楽しいことがあるから楽しめるのではなく、なんでも楽しむと決めているから

楽しめるのだ。

すなわち、楽しめるのも能力である。

 

 

以上です。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。