やりたいことなんて、なくていい。

読書でアウトプット

 

「やりたいこと」を仕事に、そんな風に言われる風潮がありますが、実際に本心から「自分のやりたいことは、これだ!」と全員が確信を持って言えるわけではありません。

あなたは、やりたいことがありますか。

あれば、それが一番いい。

でも、もし「よくわからないな」と思うなら、本書を読んでみてください。

あなたの気持ちを前向きにしてくれる内容がきっと見つかるはずです。

 

本の概要

やりたいことなんて、はじめはなくてもいい。今やっていることに120%の力を注ぎ、それに無我夢中になって取り組むことについて、ヤフーアカデミアの学長でもある著者が自身の経験をもとにして、人生とキャリア形成について一つの考え方が示されています。

 

本への質問1 やりたいことがなくてもいいのは、なぜですか

志や、やりたいことが最初(いま)なかったとしても、徐々に育てていくことができます。だから、今やりたいことがなくてもいいのです。

今やりたいことがなくても、「今やるべきこと、やらなければならないことに対して全力投球している人」だけが、次のステップを見つけることができると著者は言います。

著者は自身の人生経験から、このことについて強い法則性があると感じているようです。

 

実際には次のような順で次のステップを見つけることができるようになります。

 

まずは目の前にある「やらなければならないこと」を無我夢中になって取り組む

行動した現在が過去となり、その過去を振り返ることで「自分の軸」や「進むべき未来」への方向性が、あとから生まれてくる

行動(全力で)→振り返り→行動(全力で)→振り返り→・・・

これの繰り返しを何回も行うことで、自分の軸や、自分の信念が見えてきます。そして、中で自分を知り、自分を自分でリードしていけるようになります。

 

この「自分で自分をリードする=Lead the Self」という考えが、本書では一つの大きなテーマとなっています。

 

本への質問2 わらしべ長者的キャリアのための三つの極意とは

目の前の仕事を全力投球するといっても、闇雲に突き進めばいいわけではありません。

自分の軸が何もないところからキャリアを積んでいくことについて、著者は「わらしべ長者的」にキャリアを積んでいくための具体的な方向性を示しています。

 

1:仕事のクオリティを徹底的にあげる

・自分の仕事に対して、現場でのリアルな経験値を積む(Input)

・積もったリアルな経験値を抽象化、ノウハウ化して人に伝える訓練をする(Output)

このように、Output前提のInputを行い、自分自身の経験を一般化して自分のコンテンツとして昇華させることで、自分自身の仕事のクオリティが圧倒的に高まる

 

2:常に人を驚かせる

高めた仕事のクオリティで相手が驚くような特異点を作ってアピールする

特異点とは、相手が驚きそして喜んでくれるポイントのことです。一生懸命頑張るにしても、自分なりに頑張るのではなくて、相手(自分に仕事を依頼している人)はどうされると嬉しいだろうかと考えを張り巡らす。

人は、驚くとそのことを誰かに話したくなる性質を持っています。

あなたが作った特異点が相手に響き、驚きを生むことで、あなたの仕事のクオリティは人づてに伝わり、あなたの仕事の枠が広がり、結果それがあなたの次のステップへと進めることへと繋がっていきます。

 

3:仕事の食わず嫌い、選り好みをせずなんでもやる

頼まれた仕事は、ひとまず全部引き受ける。そうすると、「あの人は頼めば仕事を受けてくれる」という評判が広まる

評判が広まると、さらに仕事を頼まれやすくなる

 

これをやると、自分の仕事量がどんどん増えてしまうのでオーバーフローします。それでいい、と著者は言います。オーバーフローするところまで仕事の量を上げることで、嫌でも仕事の効率化を考えなくてはならなくなります。そうすると、あなたの仕事の質は高まります。

いよいよ自分の時間がなくなってしまったら、その時にはじめて「自分がやるべき仕事は何か」を取捨選択をしていきます。その時には、自分が何をすべきかを正しく判断できるぐらいに自身のクオリティは高まっているので、大丈夫です。

 

ただただがむしゃらに頑張ったり、自分なりに頑張るのではなくて、相手を驚かせること(相手の期待値を少しだけ上回ること)。

積んだ経験を抽象化、言語化して自分のコンテンツとして作り上げること。

自分の評判を上げるためにどんどん仕事をすること(それが自分の広報にとなり、自分への信用を高めることに繋がっていく)

これらを忘れないようにしながら仕事をすることで、わらしべ長者的なキャリアアップが可能になります。

 

本からの気づきと行動

自分の人生を生きるとは、自分で「こうする」と決めた人生を生きるということ、とありました。本当はこうしたいのだけれど、でも仕方なくこれをする、というような選択の仕方ではなくて、自分で選ぶことが大切だと再認識させてくれる本でした。

自分で自分をリードする、という視点は大切だと感じます。ちょっとした時間の使い方にも、それは影響してくるからです。

なんとなく時間を過ごす、というのが一番勿体無い時間の使い方です。

例えば、余暇の時間の使い方。時にはリフレッシュも必要だし、ぼーっとする時間も大切です。重要なことは、なんとなくぼーっとするのではなく、「ぼーっとする時間を作る」という選択を自分でしていくことです。

今やっていることは、自分の信念に基づく意思決定で行なっていることなのか?を自問自答することを当たり前にできれば、かなり行動も変わるはずです。

また、自分の経験をコンテンツ化するということは、今まで意識していませんでした。自分の経験は、なんらかのノウハウとしてコンテンツ化できるはずです。それが自分の体験を価値あるものにしてくれるので、意識的にアウトプットをしていきます。

 

本書ではまた、リーダーシップについての考え方(自分で自分をリードするためにはリーダーシップが必要)、自分の好きなように生きるために必要となる「利他と利己の共存」ということの大切さについても書かれていました。

 

もしかしたら、ここまで紹介したような内容について「そんなことは、あたりまえだ。」と思われるかもしれません。

著者は、プレゼンテーションのスキルを教えることについて非常に長けた方で、社会的にも高く評価され、孫正義さんからもその能力を認められて直接スカウトされるほどのキャリアとスキルを持たれています。

その著者が自分の経験から得たことを示していると考えれば、本書で示されているキャリア思考は学ぶべきところが多くあると言えるのではないでしょうか。

キャリアについて自分自身の考えを持っておきたいと思われる方、ぜひチェックしてみてください。

 

以上です。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。